家族

乳飲み子抱えての出戻りはきついぜよ!

乳飲み子抱えての出戻りはきついぜよ!

乳飲み子抱えての出戻りはきつい

 

高卒で中途採用で就職したクレジット会社に2年程勤務し職場での人間関係のしがらみから逃げるためにその時付き合っていた彼氏と何も考えずに結婚した。

 

すぐに子供が授かり順風漫歩な結婚生活が送れると思ったが旦那のDVが激しくなり身の危険を感じ親元へ逃げてきた。

 

旦那も自分の事で精一杯だったのですぐに離婚に同意した。

でもこの時は慰謝料も養育費も請求しなかった。

 

とにかく暴力旦那から逃れたくて。

実家と言ってもいつまでも親に頼ることは出来ない。

 

母が病気に倒れたこともあり、急いで就活を開始したが高卒程度の私を採用してくれる所はひとつもなかった。

 

とにかく履歴書に記入できる資格が全くなかった。

 

昔から英語は得意だったので子供が寝静まった頃を見計らい英検の勉強をした。

 

英検2級から始め、英検準1級に合格した。

テキスト代や試験の代金は父に出してもらった。

 

親と同居しているからと言う理由で市町村からの福祉手当がすぐにストップされてしまった。

この間でもさまざまな企業に履歴書を送ってみたが全滅だった。

 

扶養家族がいるからと言う理由で断られた。

 

このままでは子供が幼稚園にも行かせることが出来ないと投げやりになっていた時、新聞で英会話学校の運営社員募集の記事を目にした。

 

早速履歴書を送ったら面接の連絡が直ぐに来た。

 

仕事の内容は営業だったが好きな英会話に囲まれて仕事が出来る職場だったので、採用された時は飛び上がった。

 

所得0円から15万円になった。

 

午後12時半から夜の9時半までのシフトだったが採用してくれる会社があっただけでも助かった。

 

子供を面倒みてくれる家族がいて自分はラッキーだったが扶養家族がいるからと直接不採用理由を聞かされた時の怒りはおさまらなかった。

 

それ以来、男性社員ではなく女性社員を優遇する会社にターゲットを絞って仕事を捜すきっかけの一つになった。