突然の退職にショック
私達一家は以前は大阪に住んでいました。
その頃は主人は会社でそこそこのポジションにつくことができ、収入も同年代の人よりやや多めだったように思います。
主人は結婚する前から分譲マンションを購入していた為、住むところも確保できていました。
しけし、勤めていた会社が合併し、主人は新しい会社の方針がどうしても気に入らないということで、退職すると言いだしました。
その頃主人は、その仕事場のストレスで精神的にも少し患ってしまっていたので、そう結論に至るのは仕方がなかったのかもしれません。
けれども時期が問題。
我が家には2歳の子供と、何より私が出産を控えた臨月の時でした。
里帰り出産の準備を着々と進めている時に、その話が出たのです。
主人の病気のこともあるので、分かったとしか言えませんでしたが、内心ヒヤヒヤです。
再就職先に当てはあるのか?今後の生活費はどうする?出産費用は?頭の中で静かに、現段階の貯蓄と今後の生活費の計算をしていました。
そして退職届けを出し、晴れ晴れとした顔で午前中に帰ってきた主人から衝撃の一言。
『島根に移住するぞ!』開いた口が塞がりません…。
どうやら、以前親戚が住む島根に訪れた際、その心休まるのどかな環境に一目惚れしたようです。
確かに、子育てするには自然溢れて人も優しく、いい環境だとは思いますが、いかんせん田舎、大阪より就職は難しくなる上に、基本給が低いので、収入も共働きでもおそらく前会社の半分ほどにしかなりません。
そして、島根で見つけた公共団地に引っ越しするのが、なんと引っ越し費用割高月の三月!出産予定日も三月なので、なぜその時期にしたと突っ込みましたが、話はトントン拍子に進んでいき、島根での生活で必須の車も購入するわで、あれよあれよと貯蓄もなくなっていきました。
そんな主人は、案の定就職先が決まらず、今現在も無職。
もうじき雇用保険が入るので、だましだまし生活していますが、正直毎日頭とフトコロが痛いです。
里帰り出産が終わり、島根の新居で最近生活を始めた私と子供ですが、大阪に帰りたくなってきました。