食事

ペヤングとゆかりちゃん(ふりかけご飯)で耐えた貧乏生活の食事

ペヤングとゆかりちゃんで耐えた貧乏生活 食事

ペヤングとゆかりちゃん(ふりかけご飯)貧乏生活 食事

給料が入ってくるまであと3週間。

 

手持ちのお金は350円、食料は「ペヤング超大盛やきそば」が1ケースと「ゆかり(ふりかけ)」のみ。

 

とりあえず、1日1食、朝にペヤングを半分、残りを夜に食べる。

 

そんな風にしてしのぐことに決めた。

なぜこんなことになってしまったか。

 

発端はその場の勢いで職場のオーナーとケンカになり、そのまま仕事を辞めてしまったこと。

 

立派な会社などではなく個人商店で働いていたので、ケンカ別れとなるとなかなか働いた分をよこせ、とは言いづらい。

 

しかも雇用保険にも入ってなかったので、失業保険は出ない。

 

仕事は選ばずにすぐに決めたが、給料はすぐにもらえるわけではない、給料日までは無給料なのだ。

 

仕方ないので、朝から焼きそばをすする。

仕事から帰ってきてペヤング焼きそばをすする。

 

4~5日が経過すると、腹が減っているのにあまり食べたくないという状態になってきた。

そこで、食卓の上に転がっていた「ゆかり」をかけてみた。

 

う、うまい・・・!久々に味わう違う味覚というのは感動に値するおいしさだった。

 

ソース無しでゆかりだけかけて食べたりもした。

もう二度とやりたくはないが、今となってはいい思い出でもある。

 

しかしあの頃、栄養失調ぎみだったためか、夜はなんだか目が見えにくい気がしていたし、肌荒れもとてもひどかった。

 

今はもちろん、まともな食事をとることができるほどには生活ができている。

飯が食えるというのは本当に幸せなことだ。