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私は昔から貧しい家に育ったので、色々と大変でした。
ランドセルも誰かの使った物でしたし、体操着や防災頭巾、水着も全てお下がりでした。
むしろ、学校の物で新しい物を買ってもらった覚えはありません。
小学校に入学した頃は、自分がお下がりだった事は何と無く知っていましたが、皆が真っ白い新しい体育着を来ている中で、着古した体育着を着ている自分を見比べた時、何だか不思議でたまりませんでした。
その後、少し大きくなるにつれて、自分がお下がりの洋服を着て、他の皆は新しい洋服を着ているという事を学び出し、羨ましく思った事もありました。
中には兄のお下がりもあり、髪も短かったので、男子と呼ばれた事もあり、女の子の洋服を着る事を憧れていました。
上履きもサイズが小さくなれば、新しいのを買う前に、家にまだ履ける大きいサイズがあるかどうかを確認され、それがあれば新しいのでは無く、お下がりの上履きを履いていました。
上履きでさえ新しい物を買って貰えなかったのは少し悲しかったです。
幸い、クラスメイトにも貧乏で無くても、上に兄弟姉妹のいる友達がお下がりを着ていたので、何と無く安心できる様になり、大きくなったらあまり気にならなくなりました。
中学に入った時も、制服や体育着はお下がりでしたが、その頃は、もっと多くの友達がお下がりを普通に着ていたので「別にお下がりで無くても良いのか」と安心して気にならなくなりました。
とても貧しく今でも楽ではありませんが、苦しかった子供時代も今では良い思い出なのでは無いかとポジティブに考えています。
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