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部活動は実はお金がかかる金食い虫で貧乏学生にはきつい
学生の頃、私は吹奏楽部に所属していました。
私が担当していた楽器はファゴットという少しマイナーな木管楽器でした。
木管楽器は「リード」と呼ばれるものを使って音を出すのですが、このリードは消耗品だったため1月に1箱ほど購入する必要がありました。
このリードがファゴットの場合とんでもなく高かったのです。
なんと1箱5000円。
そのうち使えるリードは1.2本というのが当たり前。
中には使えそうなリードが1本もない箱もありました。
また、部活動の練習時間がかなり長かったため、良いリードもすぐに悪くなってしまい音がキチンと出なくなることも珍しくありませんでした。
更に、私が使っていたファゴットはかなり古くすぐに壊れてしまうため、頻繁に修理に出す必要がありました。
この修理代も、小さなキーを変えるだけで2000円、もっと大掛かりな修理の場合は10000円を超えることもありました。
部活の方から援助は出ていたのですが、10000円以下の場合は1割、10000円を超えた場合は3割の援助額で、すずめの涙ほどにしかなりませんでした。
リード、修理にかかるお金だけでもかなり苦しかったのですが、もっと苦しかったのが遠征費でした。
大きな大会の際にはバスやトラックを使って部員全員で遠征に行くのですが、これがかなり高額でした。
1回の遠征にかかる費用は平均5万円で、1大会にかかる費用が12万円を超えた年もありました。
部活動があるのでアルバイトも満足にできず、お金は減る一方だしで当時は本当に辛い思いをしました。
部活動にはいい思い出がたくさんありますが、お金に関する苦しみは今も忘れることができません。
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