カード・ローン

クレジットカードの支払いに追われた話

クレジットカードの支払いに追われた話

大学生の時、初めて学生用クレジットカードを作りました。

通販サイトを利用するのにクレジットカード登録が必要だったためです。

最初私はアルバイトもしているし管理さえきっちりしていれば大丈夫だと考えていました。

 

しかしそれは甘い考えでした。

 

ある日、冬服を買いにショップに行った時のこと、予算3万円でコートを買う予定でした。

しかしその時目に留まった新作のコートがどうしても欲しくなり、値段を確認すると5万8千円。

 

諦めようと思ったときにふと「クレジットカードで分割にすれば支払い金額も少なくすむし大丈夫」という安易な考えが浮かびました。

 

結局その日私はクレジットカードで分割払いを選び新作コートを購入、大満足で家路につきました。

その日を境に、ことある毎にクレジットで分割購入をして散財をしてしまいました。

 

「大丈夫、大丈夫」という甘い考えが完全に自身を支配し、どんどんカードの魅力にとりつかれてしまった翌月、請求書を見て仰天、そこには35万円の文字が。

 

もちろんアルバイトで大したお金もない学生の私には到底払える額ではなく、かといって親に相談することもできない状況だった私は、分割払い回数を増やして急場を凌ぐことにしました。

 

それからお金を貯め、しっかりと返済すればよかったのですが、「分割回数を最悪増やせばいいか」という心理状態で尚、クレジットカードを使い続けました。

 

結果、分割回数の限界に達し、請求額は80万円を越えていました。

さすがにどうにもならなくなった私は観念して親に相談。

 

その後2年間バイトを3つ掛け持ちしてなんとか返済することができました。

社会人になった今は買い物でのクレジット利用はせず現金を利用しています。

 

何事も計画的な利用が大事だなと身に染みて感じた出来事でした。